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事故を未然に防ぎたい!抱っこ紐の正しい使い方


赤ちゃんを育てるママにとって、育児と家事の両立は毎日がとっても重労働。

だからこそ、少しでもママの仕事を楽にしてくれる抱っこ紐に注目が集まるのも納得ですよね。

でも便利で楽ちんな抱っこ紐も使い方を一歩間違えると、赤ちゃんの転落など大変な事故になりかねないって知っていましたか。

赤ちゃんを守るための抱っこ紐で危険を感じるなんて、絶対にあってはなりません。

そこで、抱っこ紐を安全に使う上でのいくつかの注意点や事故防止のポイントをご紹介いたします。

⇒ 動画はこちら

抱っこ紐の使用中に起こる事故とは

「縦抱っこ紐を付けて自転車に乗っていた際、子供が急に身体を反り返した瞬間そのまま転落した」

「抱っこ紐を付けて買い物中、精算時に財布を出そうと前かがみになった際、子供が頭部から転落した」

「抱っこ紐で自転車を走行中、腰ベルトが車輪にからまった反動で転倒し、子供が地面に投げ出された」

「スリングの留め具が外れて、子供がそのままお尻からすっぽりと落下した」

「横抱っこ紐で寝かせながら移動中、赤ちゃんが紐下のシートからスライドしてそのまま落下した」

 

このように、昨今では抱っこ紐を使用中に起こる事故が後を絶ちません。2014年8月に東京都が抱っこ紐による過去五年の事故を調査した所、少なくとも117件の転落事故が報告されていることが分かりました。

この117件の内、頭部の強打などで入院した事例は27件にものぼっています。事故の大半は転落による頭部の強打や裂傷、足の骨折や身体の打撲などですが、中には紐やベルトが首にからみついたことによる窒息死なども報告されています。

また、抱っこ紐を使ったことのある親の3人に1人は、入院や怪我はしないまでも使用中にヒヤリとするなど、抱っこ紐に対して何らかの危険を感じた経験があることも分かっています。

抱っこ紐を安全に使用するには

上記のような事故を未然に防ぐためには、常に正しい使い方を心がける必要があります。

1.赤ちゃんが正しい姿勢になるように

赤ちゃんにとって自然な姿勢とは、背中がCカーブに曲がったいわゆる猫背です

 

 

足は、膝を曲げて股関節が開いた状態の、蛙が窓に張りついたようなポーズが望ましいと言われています。

これらの姿勢を崩さず抱っこすることで、赤ちゃんも快適に抱っこ紐の中で過ごすことができます。

その際、ママと赤ちゃんの身体に隙間があかないように注意してください。

隙間があるとそこから赤ちゃんがすっぽりと抜け落ちる可能性もあり危険です。

また、ママのおへそより上に赤ちゃんのお尻がくるような位置で抱くと、ママの肩や腰にかかる負担は軽減されます。

抱っこをする時や降ろす時は低い位置で行うことを心がけ、抱っこしながら前鏡になる時は必ず赤ちゃんを手で支えることや、物を拾う時は膝を曲げて腰を落とした状態で行うことが大切です。

2.ママの服装や靴に気を付ける

お出掛けなどで、おしゃれに気を使いたい気持ちも分かりますが、抱っこ紐を使用する際は服装や靴の選択には配慮する必要があります。

ロングスカートやヒールの高いパンプスは避け、デニムやクロップドパンツにスニーカーといったフットワークの軽い服装を心がけるようにしましょう。

3.取扱説明書をきちんと確認する

抱っこ紐はその種類も多く、似たようなタイプでもメーカーによって使い方は多少異なります。

使用前にはきちんと説明書を確認して正しい使い方を把握してください。

④装着前後のメンテナンスとチェック

抱っこ紐を装着する前に、ベルト部分などの破損や留め具が緩くなっていないかなどきちんと確認しておきましょう。

装着後はズレや隙間は無いか、紐の締め具合に違和感はないか、歩いたり座ったりしてチェックすることが大切です。

⑥常に手を添える気持ちを忘れずに

抱っこ紐による転落事故の多くは、ママが前かがみになった際や赤ちゃんが身体を反った際に起きています

両手が空くと言われている抱っこ紐でも、常に手を添えて赤ちゃんがずり落ちないようにしましょう。

安全基準の高い抱っこ紐を購入しよう

現在日本では、製品安全協会で安全と認められた抱っこ紐にはSGマークと言う印が付いていますが、昨今多発する転落事故の報告を受け2015年3月に抱っこ紐の安全基準が見直された後、新基準が追加されました。

従来の基準では抱っこ紐のヒモが緩んだ状態での使用は、使う側に落ち度があるといった見解でしたが、新たに追加された基準では「もしヒモが緩まった状態で使用したとしても、子供が簡単には落下しない作りであること」が前提となっています。

新基準として追加された項目には、赤ちゃんの身体全体を包み込む形状であることや頭部を保護するパッドがあることが基本であり、さらには頭あてが調節できることや腰ベルトや赤ちゃんの足を押さえる紐も必要となっています。

こうした基準の変更により、SGマークの付いた抱っこ紐を選べば、万が一紐が緩んでいたとしても簡単には赤ちゃんが落下しないとした安心感を得ることができます。

また、SGマークの抱っこ紐を使用するその他のメリットとしては、安全性に対する厳しい基準をクリアした商品であると言う安心感だけでなく、もしSGマークの付いた抱っこ紐を使った際その製品に欠陥がありそれが原因で事故が起きた場合、最高で1億円の賠償補償を受けられるといった制度がある点です

もし、SGマークが付いていないものや手作りの抱っこ紐を使用した場合は、全て自己責任になりますので注意が必要です

特に手作りの製品は布製のものが多く、生地が薄かったり縫製がしっかりしていないと、転落事故の原因にもなり得ます。

また留め具のリングに関しても、継ぎ目のないステンレスやチタンは安全ですが、アクリル製は破損の恐れがあることやアルミ製は赤ちゃんが口に入れると危険なので、リングの素材には十分に注意して選ぶようにしましょう。

動画

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